ドイツの最高のブランド車であるBMWは、1920年代から自動車をつくっていましたが、やはり第2次大戦後に世界に知れわたりました。BMWは第2次大戦後のドイツの奇跡のひとつ、と言われています。BMWの車づくりのポリシーは、「スポーティで、かつゴージャス」ということです。このコンセプトが世界中のモーターフアンの心を惹き付けたのだと思われます。さらに、BMWのエンジンの特性が実に精密で「いい機械」であることを感じさせてくれます。
BMWの成功の理由のひとつは、「都会的なかっこよさ」にあると思われます。実際、BMWは「都会的なかっこよさ」のイメージの確立と維持に大変な努力を払っています。ミュンヘンの本社ビルは、エンジンのシリンダーを模した円筒形を4つ組み合わせたような形をしており、Vier Zylinder(フィア・ツィリンダー、英語でfour cylinders)と呼ばれており、都会的なかっこよさを象徴しています。日本の子会社やディーラーもコーポレート・アイデンティティを徹底することで、都会的なかっこよさを保っていると言えます。BMWこそ今日的な意味でのブランド・ビジネスに先駆けた自動車メーカーと言えるでしょう。