●ボンネットの存在
全てのミニバンに共通して存在しているものがボンネットである。
90年代前半までは、3列目シートを備える車はボンネットの無いキャブオーバースタイルになっていました。しかし、キャブオーバースタイルには次のような欠点があります。・エンジンが前席床下にあることによって床面が高くなり、乗り降りしづらい
・セダン等と大きく異なる運転感覚
・前席と後席が隔離され室内ウォークスルーが困難
・エンジンの騒音が酷い
・前面衝突安全性に問題
ミニバンは、これらのデメリットを全て解消した点が画期的です。
●3列目シートの存在
ミニバンとされる車種の多くは、3列目シートがあるために、セダンによりも、多くの人の乗車が可能になります。この3列シートの有無が、ミニバンであるか否かを分けるポイントの一つとして見られます。
(例)日産・ラフェスタやホンダ・オデッセイ(3代目)は、外観こそはステーションワゴンのようなスタイルですが、3列目シートを装備しているためミニバンと分類さます。
●車高の高さ
ミニバンは、セダンやステーションワゴンと比べて、概して車高が高くなっています。1550mmを超える車が多いです。
車高を高くする事によってキャビンの室内高を稼ぎ、広い室内空間を確保しています。車高が高いことは、ドライビングポジションもそれに合わせて最適化して設定されていることであり、運転時の視点がセダンよりも高くなります。
この視点の高さにより、見晴らしがよく開放感を感じることが出来ます。また人間の視野は、左右方向には広く上下方向にはかなり狭いため、直近の低い位置の物体に対して認識が少なくなる傾向があります。このような利点があります。
●走行安定性
車高の高いミニバンは、セダンやステーションワゴンと比べた場合、当然重心が比較的高い位置にあり、走行安定性の面において若干劣った形となっています。特に、ワイディングや高速走行ではこの傾向が顕著なため、タイヤ等の足回りの腰砕け現象が発生し長距離走行では運転者、同乗者ともに比較的疲れやすくなっています。
この欠点をカバーするために、一部のメーカーからは低床低重心の車種や、ミニバン専用のタイヤなどをリリースすることにより、こうした弱点を改善しています。そのため現在では多くのミニバン車種が走行性能を批判されるどころか、「ミニバンの中では」ハンドリングが良いと評価される車種も多数出現するようになりました。